各候補者からのご回答

2月に3名の候補者へお渡しした公開質問状に、ご回答が届きましたので公表いたします。
以下、届いた順にご紹介いたします。

平直樹氏候補ご回答

お世話になります
平 直樹です
頂きました質問状に回答させて頂きます

1 私も評価しています。今後の拡大はバランスを見て進めていけたらと考えています

2 基本的に学校給食をもっとよりよくしたいと考えています。そのためにはご提案の件のみならず、メニューの削減が必要なのではないかと思っています

3 学校の先生の負担がいくらくらいか調べる必要があると思います

4 国策ですので市民が不安な部分は国県にしっかりと対応を求めるべきと考えます

5 ①未知のものは怖いです
  ②農作物の安全を守ることを市のみで考えることは現実的ではありません。国、熊本県と見たときも農業は基幹産業です。この件も市独自で何か施策を行うというより、まずは各種農業団体や実際に生業とされている農業従事者の方々のご意見を聞くことが先決かと思います

以上回答させて頂きます
ありがとうごさいました

平直樹氏候補ご回答(メール文書)PDF版

宮海彦氏候補ご回答

菊池市の学校給⾷を考える会 御中
このたびは、公開質問状をお送りいただきありがとうございます。菊池市の学校給⾷に関する貴会の取り組みと、ご提案に深く敬意を表します。以下、各ご質問についての私の考えをお伝えいたします。

  1. 無農薬⽶の提供拡⼤について
    現在、菊池市では特別栽培⽶や無農薬⽶の導⼊が進んでおり、⼦どもたちの健康を考えた学校給⾷の提供に尽⼒されていることを⾼く評価します。そして無農薬⽶の提供拡⼤については、地元農家の⽣産体制やコスト負担の問題なども考慮しつつ、段階的に拡⼤する⽅向で取り組むべきと考えます。⽣産者との連携を強化し、無理のない形で持続可能な仕組みを構築することが重要です。
  2. 有機農産物の提供拡⼤について
    菊池市が「オーガニックビレッジ」構想を掲げていることを踏まえ、学校給⾷においても有機農産物の活⽤を進めることは意義のある取り組みだと考えます。ただし、有機農産物の安定供給やコスト⾯の課題もあるため、⽣産者や関係機関と協議しながら、可能な範囲で拡⼤していくことが望ましいと考えます。地元産の有機野菜の導⼊を促進し、⼦どもたちに安全で健康的な⾷を提供する環境を整えていきたいと思います。
  3. ⾷育教育の充実について
    ⾷育は、⼦どもたちが⾷への関⼼を⾼め、郷⼟の⽂化を理解するうえで⾮常に重要な要素です。先⽇七城⼩学校での⽶作り、メロンドームでの販売までの取り組みの⼀部を拝⾒しましたが、とても素晴らしい活動です。私も個⼈的な活動として農体験を提供していたので、楽しみながら体験、学べる環境を充実させることに賛成です。
  4. 農地・⽔・環境保全について
    TSMC の進出に伴う開発が進む中で、菊池市の豊かな農地や⽔資源を守ることは重要です。特に地下⽔の保全は、市⺠の⽣活や農業に⼤きな影響を与えるため、適切な⽔資源管理が求められます。また、PFAS(有機フッ素化合物)などの環境汚染への対応についても、実態調査を進め、必要な対策を講じていくことが不可⽋だと考えます。環境保全と産業発展のバランスをとりながら、持続可能なまちづくりを進めることが⼤切です。
  5. ゲノム編集作物について
    ① ゲノム編集作物については、⾷の安全性や環境への影響について慎重に検討すべき課題であると認識しています。ゲノム編集技術は農業の発展に貢献する可能性もありますが、⻑期的な影響については⼗分な研究が必要です。消費者の不安を解消するためにも、透明性のある情報提供を求めていきたいと考えています。
    ② ゲノム編集作物の交雑リスクについては、地元農家の意⾒を尊重しつつ、必要に応じてモニタリング体制の強化を検討することが重要です。また、農作物の多様性を守るためにも、伝統的な品種の保全活動などを推進することが求められます。⾏政としては、農業者や消費者の意⾒をしっかりと聞きながら、慎重に対応していく姿勢を取るべきだと考えます。

    以上、菊池市の学校給⾷や農業・環境保全に関するご質問に対する私の考えを述べさせていただきました。今後も、市⺠の皆様と意⾒交換を重ねながら、安全で安⼼な学校給⾷の実現と、持続可能な農業・環境の保全に向けて取り組んでまいります。
    ご質問へのご回答が少しでもお役に⽴てば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

    宮海彦氏候補ご回答(添付文書)PDF版

江頭実氏候補ご回答

学校給食に関する公開質問状への回答
学校給食や食育の向上等に関する貴会の日頃のご活動に対し、心より敬意を表するとともに感謝申し上げます。
2025年2月14日付の掲題質問状に関し、以下の通りご回答申し上げます。

  • 無農薬米(有機米)の提供拡大について
    貴質問状にある通り、市内小中学校の給食においては、JA菊池さんのご協力もいただき、本市の独自施策として毎日「特別栽培米」を提供しています。
    慣行栽培米との価格の差額は、保護者のご負担を軽減するために本市とJA菊池さんとで、ほぼ折半で負担しています。
    これに加え、昨年11月には試行的に3日間の「有機米」の提供を行いました。(公開質問状には「無農薬米」とありましたが、本市が提供したものは有機米です。以下、有機米と表記)。これは、先日公表した本市の「オーガニックビレッジ宣言」の一環として、試行的に行ったものです。
    こうした本市の取組みについては貴会からも高い評価をいただき、大変嬉しく思います。

    来年度もさらに取り扱い日数を増やす計画でいることに加え、保育園・幼稚園にも拡大して試行することを考えています。(但し、昨今の米価格の動向次第では、計画の変更もあり得る点、ご承知おきください。)

    安全安心の学校給食を提供するという観点からは、長期的には全食を有機米とするのが理想的な最終ゴール像ではありますが、価格が高く財源の問題があること、かつ現状では生産量が限られていることから、学校給食としての安定的な量の確保が難しいという問題があります。今後も給食における有機米の割合を少しずつ増やす努力をしたいと思いますが、なによりも有機米の生産量を増やしていくことが重要です。このためには、生産者の方々のご理解ご協力が不可欠であり、先日のオーガニックビレッジ宣言を契機として、今後有機農業の取り組みを促進していく計画です。

    一方、学校給食(年間195食)は年間の食事数(365x3食/日=1,095食/年)の2割にも及びません(17.8%)。子ども達に安全安心の食をとの本旨から言えば、家庭での日常の有機食の推進がより重要になります。こうした家庭での取り組みが増えれば、必然的に農家の有機栽培の取組みも増えてくるものと思います。皆様の深いご理解をお願いいたします。
  • 米以外への拡大について
    当然、コメだけでなく、できるだけ多くの食材で有機農産物の割合を増やすことを目指したいと思いますが、野菜等の場合は種類も多く、収穫時期も季節で異なり、また天候にも左右されるため、小中学校15校への食材を安定的に確保することはコメ以上に難しいという点があります。生産者の方々との連携を図りながら、引き続き十分な調査・研究が必要と考えています。
  • 食に関する体験学習について
    本市の小学校10校のうち8校については、これまで田植えなどの農業体験を行っています。加工については、泗水西小学校で、校庭で育てた梅の実を使ったジュースを作り、地域の方々と交流を行っています。今後もこうした取組みを続けていきたいと思います。そのためには、生産者の皆さまや地域の方々のご協力が不可欠ですので、さらなるご理解ご協力をお願いいたします。
  • 農地・水・環境の保全について
    TSMCの菊陽町への進出に伴い、菊池地域での工場開発等が進んでおり、本市周辺も例外ではありません。こうした動きによる経済の活性化自体は歓迎すべきものですが、一方で本市の基幹産業である農業基盤をしっかりと確保すべく、本市ではいち早く工業・農業・商業・住宅地のゾーニングを設定してバランスの取れた発展につながるよう注力しています。

    また、水の問題についても、既に県の調査とは別に本市独自で水道水源地の全15か所、並びに上水道の配水箇所のうち8か所に対してPFAS類を加えた水質検査を実施し、いずれも問題のないことを確認しています。

    しかしながら、地下水脈は目に見えないため、自治体単位での個別の検査では全体感がつかめず、真の安全性が担保できない恐れがあります。
    このため、県内14市市長会において、小職より県知事に対し「県の責任において、広域的に、定期的に、統一的に水質検査を実施してほしい」旨を申し入れています。
    菊池渓谷を有し、また県内有数の農業地帯である本市としても、水にかかわる問題は文字通り市の生命線と認識しており、今後とも国・県とも連携・協力して、市民の皆さまの懸念を払拭できるよう適切な対応を行ってまいる所存です。
  • ゲノム編集作物について
    ゲノム編集作物については、耐寒性・耐病性などの一定のメリットが期待され急速に研究が進んでいる一方で、長期的な影響の有無が解明されているとは言えず、懸念を感じておられる点は私も同感です。
    本市の立場では、こうした問題に関して特段の確定的な知見を有しておらず、対策の必要性についてはゲノム編集作物についての公的な科学的見解が確立されることが大前提と考えますので、当面は各機関からの情報収集に注力したいと思います。

以上、5点のご質問に回答申し上げます。

江頭実氏候補ご回答(添付文書)PDF版