11月19日、”こどもたちに安心・安全な給食を”をスローガンに合志市で活動している「学校給食をよくする会」におじゃまして、菊池市の学校給食を考える会の取り組みをお話ししてきました。
今までの会での取り組みに加え、なぜオーガニックなのか?、食の活動に取り組み始めたきっかけなどをお伝えすることができました。
どうしてオーガニックなのか?というところでは、現在、世界の毒性学においては常に新しい知見が提供され、有害化学物質の長期微量摂取による、『内分泌かく乱作用』、『発達神経毒性』、『複合毒性』、『世代間毒性(遺伝子を傷付けてそれが世代を超えて受け継がれてしまう)』などの科学情報が蓄積しているにもかかわらず、安全基準のもとになる農薬毒性試験にはこれらが含まれていないことをお伝えしました。
(映像の中にある神戸大学 星信彦教授が行ったマウスの実験をご紹介→ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】 – YouTube)
もちろん生態系にもダメージを与えます。
日本国内でも河川や水道水(地下水)から、農薬だけではなく、難分解性の有害化学物質が検出されています。
それらは巡りめぐって、人間にも返ってくるのです。
世界レベルの研究で危険だと分かったものは、徐々に減らしていかなければいけないのではないか?こどもたちの未来を想えば良い方向に向かうのは自然なことではないでしょうか。
その後、みなさんとのやりとりの中で、”農薬を使っている農家さんを決して敵視するものではない”こと、”そもそも厳しい規格基準など食のシステム自体がおかしい”こと、”後継者問題の深刻さ、行政へ声をあげると同時に自分事として一人ひとりが動いていかなければいけない”こと、”所得の格差に関係なく誰もが享受できる給食費無償化、加え、質を下げることのない安全安心な給食、このふたつは両輪”などの活発な意見交換がなされました。
とても有意義な時間でした。
お招きいただき、ありがとうございました✨